危険な「社長からの借入金」

会社の決算が終わると税務署に申告をします。
その申告書類の一部に決算書と勘定科目内訳書というものがあります。
勘定科目内訳書の「借入金」の中身を見ると
「金融機関からの借入金」と「社長からの借入金」が存在している場合があります。

「金融機関からの借入金」は会社側も借入金額、借入期間など認識しているので問題ないですが、「社長からの借入金」はどうでしょうか?

「月末の資金繰りが大変で社長から入金してもらった。」
入金してもらった金額をちゃんと返済していればいいですが、
気付いたら返さないままになっていた。
なんてことはありませんか?
昔からの借入金が積もり積もって結構な金額になっていることもあります。

社長からの借入金が減らないまま何期も過ぎていて、返済の目処が立っていないようであれば、
社長の報酬を改定して返済にまわすことも検討すべきです。

会社が、社長からの借入金を有しているということは、
社長からみれば会社への貸付金がある。ということになります。
「貸付金」は社長の財産になります。
銀行預金や株式、土地、建物と同じに社長の相続財産です。

同族会社で小規模で経営していると、個人のお金も会社のお金も一緒。
というところも少なくありません。

でも、明らかに法人と個人は違います。
会社の借入金が社長個人の相続財産になっているのです。

個人と会社の税務的なことは必ずトータルで考えていくようにしましょう。